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いよいよ日本に帰るときがやって来た。約1週間の滞在とはいえ、やはりボスニアのみんなと別れるのは寂しい。みんなも泣いていたし、絶対自分も泣いてしまうに違いない、と前から思っていたが、泣いている彩にエニーダが「私は家で泣くから、彩も今は泣かないで」と言っていたのを聞いて、ここで泣いてはいけない気がして我慢した。紀世ママも言っていたように、ジェーボとエミールだけはクールなものでいつもと変わらない様子である。部屋にニーナの学校でもらった絵を置いてきたのだが(忘れてきたとも言う)、エミールにも「今度、絵を取りに来るからね!」と言ってきたし、実はこれはボスニアにまた来る口実でもあるのだった。またボスニアを訪れるときが、今から待ち遠しくて仕方がない。(中尾達也)
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